シャンパンを全施設に。アメニティを見直す。——ここ半年、別々に立ち上がってきたこれらのトピックは、 実はひとつの問いに収束する。「YAMATOは、何を、どんな目で選ぶ組織になるのか」。 備品・消耗品・アメニティ、ドリンク、各種オプション、そして新施設の立地まで。 あらゆる物事を選定の目で見る——その姿勢を組織の力として育てる構想。
本部主導でありながら現場に個性を残す——コモディティ化に抗うCCCの設計思想は、我々の構想に直接効く。
つまり「センスのいい誰かが個別に良い物を選ぶ」のではない。選ぶ目を、再現可能な仕組みに落としている。 だからスケールしても上質さが薄まらず、廃棄ロスも抑えられる。我々が学ぶべきはここだ。
「キュレーター」という言葉は 選ぶ目(審美眼) を連想させる。だが構想の中身は、両輪で設計したい。
YAMATOの世界観に照らして「これは良い/これは違う」を見極める目。属人的だが、ブランドの魂。
選定基準・標準リスト・コスト規律・発注管理。誰がやっても水準が落ちない設計。スケールの担保。
審美眼だけだと属人化し、担当が変われば崩れる。仕組みだけだと無個性なチェーンになる。 「キュレーターとしてのYAMATO」は、この二つを同時に育てる構想として置く。
バラバラの施策(シャンパン・アメニティ…)を、この3層のどこに位置づくかで整理する。
すべての選定の上流。ここが言語化されていないと、②も③も「なんとなく良さそう」で決まってしまう。 BRAND_PHILOSOPHY / VOICE_TONE と接続する、最も重要な土台。
SHARE LOUNGEに最も学ぶ層。ただし現フェーズでは「将来こう標準化する」という設計思想として置くに留める(後述)。
半年来のトピックが全部ここに入る。注目は ロケーション(立地)も同じ審美眼の延長に置いたこと。 物品から立地まで一本の思想で貫けるのが、この構想の対外的な強さ。
将来の標準化イメージ。今すぐ全部やるのではなく「向かう先」として共有する。
| 要素 | SHARE LOUNGE | YAMATOへの翻訳 |
|---|---|---|
| 標準リスト | 本部が約30種を設計 | 本部が施設向けの「選定済みカタログ」を持つ。アメニティ・ドリンク・備品ごとに |
| 現場の選択 | 各店が約20種を選ぶ | 施設の客層・立地に合わせて施設長が選ぶ。"らしさ"は共通、選択で個性 |
| 共通の線 | 黒・木目の上質感 | YAMATOが絶対に外さない上質ライン(例:シャンパンは全施設共通の象徴) |
| 規律 | FLコスト40% | 原価・回転・廃棄を見るコスト指標。"上質×採算"を両立させる物差し |
| 管理 | 本部発注で廃棄抑制 | 発注・在庫を本部集約し、現場の手間とロスを減らす |
CCCの主役は「規律(FL40%)でスケールさせる」こと。施設数が多いからこそ標準化が効く。 一方、現フェーズのYAMATOは施設数も少なく、まだ 世界観を尖らせて差別化する局面のはず。 いきなり「100種から選ぶFL管理」まで作り込むと過剰設計になり、肝心の尖りが鈍る。
提案する重心: ① 世界観 と ③ 対象リスト を先に固め、② 仕組み は「将来こう標準化する」という設計思想として置いておく。 ——ここはOtakeさんの肌感で調整したい。