一人社員 — 設計セッション 第1回

境界テストを台帳に当てたら、
席は1つだけ空いていました。

合意済みの境界テスト「この仕事が止まって困るのは Otakeさん一人か、会社か」を、repo の記録に当てた結果です。職掌・器・育て方は結果から導けたので確定案として置き、決めていただきたいのは名前1件だけにしました。

2026-08-27 / 前提: 3層分離(出力=会社 / 手法=個人 / 本体=個人)は 08-27 に方向合意済み

境界テスト — 128本のスキルと、4本の正本を当てた結果

棒の長さは実測値そのまま(左=その社員が持つスキル本数、右=そのファイルを読んでいる箇所の数)。線の右側に、まだ誰も座っていません。

会社の仕事

止まると、Otakeさん以外の誰かが直接困る

11Frank — 施設の実体
9Peter — 売り方と予約
7Brandon — 外に出る表現
0Curtis / Black / Mask / Stuart / Markey
7名で 27本。持ち場はすべて「他の人・お客様・オーナー様が直接困る」仕事で埋まっています。

Otakeさん一人の仕事

止まると、困るのは Otakeさんだけ

32OTAKE_PHILOSOPHY を読む配線
26presentation_style を読む配線
2月次の振る舞いルール棚卸し
1SPEAKING_CRAFT を読む配線
ここに担当者は一人もいません。しかも Black のカードが、この領域を自分から明示的に外しています。
このページで起きること
要判断 1件
名前。推奨は A) Silver(由来=鏡)。ご返答がなければ A で確定して進めます → 03
追認 3件
職掌の1文(02)/住む場所は SoT/otake_style/(04)/育て方は目的レベルレビューをドクトリンに溜める(05)。違えば戻してください
済
境界テストを台帳に実施(01)。既存7名との線(06)と、決まった後の手順(07)も引いてあります
01境界テストの結果空席は「Otakeさんと私の働き方そのもの」— Black が自分から外していた一節済

テストは合意どおりの1問。判定は私の感覚ではなく、repo の記録で出しました。

測った対象実測どう読むか
担当者が付いているスキル27 / 128Frank 11・Peter 9・Brandon 7。すべて会社側
担当者が付いていないスキル101技術リファレンス・会社の事務・そしてOtakeさんの道具が混在している
OTAKE_PHILOSOPHY.md の参照元32CLAUDE.md / ROUTING / karte / think-visual / meeting-prep / delivery_gate。すべて「私が Otakeさんに向き合う時に読む」配線
presentation_style.md の参照元26BM会議ページの生成スクリプト群。出力は会社・手法は個人がそのまま現れている
SPEAKING_CRAFT.md の参照元1ほぼ孤立。棚に置いてあるだけで、誰も引いていない
対照: VOICE_TONE_GUIDE.md159YAMATO の声。Otakeさんが居なくても要る=会社側(Brandon の領域語に登録済み)

対照を置いたので線がはっきりしました。VOICE_TONE_GUIDE は会社、OTAKE_PHILOSOPHY と presentation_style と SPEAKING_CRAFT は個人です。前者は「YAMATO がどう聞こえるか」、後者は「Otakeさんがどう決め、どう話すか」。後者は Otakeさんが居なくなると意味を失います。

決定的だったのは、Black が自分で書いていた除外の一節

含まない: …/振る舞いルールの正本(CLAUDE.md・SELF_EVOLUTION.md・memory の編集は従来どおりセッションの Claude +月次レビュー)/業務データの SoT の中身 SoT/agents/black.md「含まない」節

Black は「動かす土台」を持つ社員なので、Otakeさんと私の働き方そのものは意図的に手放しています。そしてその領域には、月次ルーティンが2本すでに動いています — claude-md-review(毎月1日10:00 / BLADE)と ClaudeAuto_Monthly_MemoryPrune(毎月1日09:00)。仕事は走っているのに、持ち主がいない。名簿でいま空いているのは、ここだけでした。

判定が割れた5件— どちらに置き、なぜそうしたか
仕事判定理由
MBページを作る個人朝礼の場は会社のものですが、喋るのは Otakeさん一人で代役がいない。止まって困るのは本人
議事録の取り込み(meeting-sync)会社会議体そのものの記録。Otakeさんが不在でも会議は回り、記録は要る
稟議・オーナーレポート会社受け手が社長・オーナー様。止まると相手が直接困る
session-close / handoff個人次の私が Otakeさんの文脈を拾うための装置。他の人は読まない
cloudflare / wrangler 等の技術参照会社(Black寄り)誰が使っても同じ。人格に紐づかない
02職掌の1文「やり方そのものを持つ」— 秘書・資料作成は作業名なので採らない追認

これは私の側で決められる設計事項なので、確定案として置きます。

Otakeさんが「考え・決め・人前で話す」ための、
やり方そのものを持つ。

出力(会社のハブに配信されるもの)は会社の資産のまま。この社員が持つのは、その手前のやり方です。

中身
含む① 決め方と話し方の正本(OTAKE_PHILOSOPHY / SPEAKING_CRAFT / presentation_style)
② 私との働き方の正本(CLAUDE.md・SELF_EVOLUTION・memory feedback 群の編集)
③ そのための道具(think-visual / karte / mb / meeting-prep / handoff / daily-closing / session-* など、いま無主の Otakeさん専用スキル群)
含まない出力の中身(施設・価格・掲載面・応答・発注)=既存7名 / 機械が動くか・台帳と合っているか=Black

なぜ「秘書」「資料作成・予定管理」を職掌にしなかったか

名簿の原則に「由来は天井になる」「Claude は職掌を狭く切る癖がある(差し戻し3回)」とあります。「資料作成」「予定管理」は作業名なので、天井が作業の寿命と同じになります。5倍テスト —「やり方」を5倍に広げても、資料も予定も振る舞いルールも全部その中に入ります。逆に「秘書」を5倍にしても、CLAUDE.md の編集は入ってきません。

03名前規則に素直に従えば色名。推奨は Silver(由来=鏡)要判断

2026-08-03 に Otakeさんが決めた規則があります — 業務層=人名(Peter / Frank …。将来そのまま社内で共有し得る)/メタ層=英語の色名(Claude Code設定・Otakeさんのパーソナル環境など、社内共有を前提としない。初例が Black)。

この社員は他の誰も呼ばないので、規則どおりなら色名です。ただし「一人社員・秘書」という言葉からは人名の像も立つので、そこは分岐として並べました。C を選ぶと、器の置き場所(04)も会社側に戻ります。

ASilver推奨メタ層・色名

由来=鏡。 OTAKE_PHILOSOPHY.md の §1 は Otakeさん自身の決め方を映した節で、節名がそのまま「鏡」です。この社員の仕事は、その鏡を持って、映ったとおりに考え・決め・話す支度をすること。

Black の由来が「黒子=舞台裏の支え役」という役の比喩なので、構えが揃います。5倍テスト:「鏡」を広げると「Otakeさんを映して先回りする」まで含み、資料も予定も振る舞いルールも入ります。

BIndigoメタ層・色名

由来=藍・染める。 Otakeさんのロジックを、会社に出ていく成果物に染み込ませる役。出力側へ効いていく感じが名前に出ます。鏡より能動的で、その分「映す=観察する」側面は薄くなります。

C人名にする業務層

この社員を業務層と宣言することになります。将来、社内の誰かが「○○さんに頼んで」と言い得る前提に変わるので、カードは SoT/agents/ に置く(=個人資産の器に入れない)のが筋になります。「秘書=人」という像を優先するならこちら。名前は Otakeさんが付けてください。

※ ご返答がなければ A(Silver)で確定して先へ進めます。

04住む場所新しい器は要らない。SoT/otake_style/ が既に個人資産の家になっている追認

個人資産の家はすでにあります。SoT/otake_style/ です。境界テストで個人側と出た3本が、最初からここに揃っていました。新しく personal/ を切ると、家が2つになります。

もの置き場根拠
社員カードSoT/otake_style/agent/<name>.md検知フックは card: をrepo相対パスとしてそのまま解決する(agent_name_inject.py:156 の REPO_ROOT / card_rel)。SoT/agents/ の外でも動くことをコードで確認済み
検知情報SoT/agents/roster.yaml に1エントリ実体は書き写さず、別名・誤爆除外・card パスだけ。名簿の設計どおり
個人資産の台帳SoT/otake_style/README.md(新設)このフォルダにいま README がない。「どのファイルが Otakeさんのロジックか」の初版をここに置く=Exit条件4
捨てた案— 2件
  • 新規 personal/ ディレクトリを切る — SoT/otake_style/ と二重の家になり、次のセッションがどちらに書くか迷う。既存の器で足ります
  • 別リポジトリへ物理分割する — 参照が 32件+26件 走っているので全部切れます。08-27 に「急がない・所有の明示から段階的に」と合意済みの方針どおり見送り
05育て方差し戻しをカードの「ドクトリン」に蒸留する。稼働は既存の月次2本追認

「レビュー方式を決める」の実体は、差し戻しがどこに蓄積されるかを決めることです。MB通知回で成立した形(目的の読み取りを添えて渡し、表現ではなく目的で返してもらう)は memory purpose_layer_review_loop に入っています。これをこの社員のドクトリンとして固定します。

段やること
渡す時成果物に「章 / 目的 / 選んだ表現と理由」の対応表を添える。目的が書かれていないとレビューが字面に落ちる
返る時Otakeさんは目的レベルで返す(「この章の目的を変えたい」)。表現の逐次指摘を待たない
溜める時差し戻しを直して終わりにせず、カードの ## ドクトリン に1行として蒸留する。ここが成長ログの実体になる

稼働(=呼ばれなくても動く持ち場)は、初日から空欄にしない

名簿の原則に「## 稼働 が空の社員は、呼ばれたときしか存在しない」とあります。この社員はすでに走っている月次2本を持ち場にできるので、初日から空欄になりません。

  • claude-md-review — 毎月1日10:00 / BLADE。CLAUDE.md の行数・ポインタ・陳腐化
  • ClaudeAuto_Monthly_MemoryPrune — 毎月1日09:00。MEMORY.md の肥大監視

どちらも今は「誰の定例でもないが動いている」状態です。持ち主が付くと、結果を読んで正本へ書き戻すところまでが仕事になります。

06既存7名との線一番近いのは Black。動いたか/決めやすかったか、で分かれる済

名簿の手順5「境界は両側から書く」に従い、向こう側のカードも直します。

社員その社員が問うことこの社員との線
Black(メタ層)動いたか。台帳と実機は合っているか一番近い。Black=土台が動くか/この社員=Otakeさんが決めやすかったか。Black の「含まない」から振る舞いルールの一節を外し、こちらへ付け替える
BrandonYAMATO はどう聞こえ、どう見えるかVOICE_TONE_GUIDE は Brandon のまま(会社の声)。OTAKE_PHILOSOPHY はこちら(Otakeさんの決め方)
Peter / Frank / Curtis / Stuart / Markeyお客様・オーナー様・現場が困らないか重ならない。出力の中身はすべてあちら側
Mr.Mask正本の食い違いを裁いて閉じるMask は会社の正本の決着。個人資産の正本はこちらが持つ
07決まった後の6手名簿の「社員を追加する手順」そのまま。同じターンで push まで済
  1. カードを作る(SoT/otake_style/agent/<name>.md・スキーマ7節。ドクトリンに目的レベルレビューを敷く)
  2. roster.yaml に1エントリ(別名・誤爆除外を検討。色名は日本語の複合語に埋もれやすいので exclude_lookahead を必ず置く)
  3. 担当スキルの SKILL.md 冒頭に > **担当**: を1行(think-visual / karte / mb / meeting-prep / handoff から)
  4. SoT/otake_style/README.md に個人資産の台帳・初版を書く
  5. 月次2本を「稼働」に登録し、Black の「含まない」を両側から更新
  6. python scripts/hooks/agent_name_inject.py --selftest(検知2件+誤爆NG2件を追加)→ commit + push