OPERATIONS / 運営コミュニケーション

疎通マップ 本部・現場・パートナーの間で、どこが繋がっていて、どこが切れているか

この1枚は、誰が良い・悪いを見るためのものではありません。用件の通り道が、どこにあって、どこに無いかだけを見るためのものです。 繋がっている所と切れている所を同じ面に並べてあるので、あるべき姿は、すでに繋がっている施設のかたちとして読めます。

01なぜこの1枚が要るのか

発端

2026年8月7日、館山(富浦)のリネン業者から配達集配の打ち切りを通告された。

調べると、業者は「在庫を増やしてほしい」と現場に繰り返し伝えていました。ところが、その話を本部側で受け取る場所がありませんでした。故障には全施設共通の宛先があり、備品にもある。けれど「業者からの条件の話」だけ、どこにも行き先が無かった。

上がってからの動きは速いのです(7/31 に届き、8/3 発注、8/5 着)。遅かったのではなく、届く道が無かった。

彼女たちがいけないわけではなくて、救い上げるための仕組みがなかった。 2026-08-07

同じ穴は他の施設にも空いています。次に別の業者で同じことが起きる前に、どこに道があって、どこに無いのかを一度ぜんぶ見る。それがこの1枚の目的です。

02「繋がっている」とは、どういう状態か

1本の通り道は、4つが揃って初めて通ります。宛先だけ決めても通りません。周期と戻りが欠けると、その道は必ず途中で止まります。

1

宛先

その用件を、誰が受け取るのか。相手が決まっている状態。

例: 故障は全施設とも宛先が1つに決まっている
2

経路

どうやって届くのか。LINE・メール・電話など、道具が決まっている状態。

例: 清掃は各施設ともLINEで通っている
3

周期

いつ届くのか。予定を渡す・定期的に聞く場がある状態。こちらから出す側の話。

例: 九十九里はリネン業者に予定表を渡している
4

戻り

上がってきたことが、どうなったか返る状態。預かったら、返す。

例: —(現時点で、どの施設にも仕組みが無い)
上りが止まる原因は、たいてい下りが無いことです。困りごとを拾う台帳を一度作ったとき、3週間・19件で止まりました。最後の数件は、回答欄が空のままでした。 返らないと分かった相手は、次から言わなくなります。

03疎通マップ ── 全施設 × 4つの用件

縦は施設、横は清掃・リネン・ゴミ・メンテの4つ。それぞれの中を、上の4要素(宛先・経路・周期・戻り)で見ています。 塗ってあるところが、通っているところです。

通っている 決まっていない・やっていない 記録が無く、確認が要る 自前で回している(相手がいない) いま問題が起きている

04この図から読めること

左は濃く、右へ行くほど白い

宛先と経路は、ほとんどの施設で通っています。誰に言えばいいか、どうやって言えばいいかは、すでに決まっている。切れているのは、その先の「いつ」と「返す」です。仕組みが無いのではなく、仕組みの後ろ半分が無いという状態です。

「戻り」だけは、どの施設にも無い

全枠が空白です。これは施設ごとの事情ではなく、どこにもまだ作っていないもの。逆に言えば、1つ決めれば全部の枠に一度に効きます。いちばん軽くて、いちばん広く効く1手です。

すでに完成形になっている例が、図の中にある

九十九里は4つの用件すべてで相手が決まり、リネンには予定表まで渡せています。京都のメンテは「わからないことは全部ここへ」という窓口が1つに設計されています。あるべき姿は、外から持ってくる必要がありません。うちの中にもうあります。

05次に決めること

空いているところは、そのまま次の会話になります。3つの言い方に分かれます。

06施設別 ── 誰と繋がっているか

上のマップの中身です。会話が具体になったときに、この面を開きます。