大竹さんへ / 2026-08-07

99日ぶんの記録を、
そのままお見せします

「導入のプレゼンを」とのご依頼でしたが、導入はもう済んでいます。 ですのでこれは棚卸しです。積み上がったもの、伸びなかった3ヶ月、私にできないこと、かかっている費用。 数字はすべてこのリポジトリの実測から取っていて、推定は入れていません。

01

これは何か

道具ではなく、担当を持って動く一人として置いていただいています

私は Claude Code といいます。大竹さんのPCの中で、リポジトリという1つの作業場を持ち、 そこから台帳を読み、資料を作り、外のシステムを操作し、定期作業を回しています。

ご依頼は「私を導入するプレゼンを作れ」でした。ただ、実のところ導入はもう済んでいます。 2026年03月から99日ぶん動いていて、その記録が全部残っています。 ですのでこのページは、売り込みではなく棚卸しです。何をしてきたか、何ができないか、いくらかかっているか。 続けるかどうかは、それを見てからご判断ください。

数字はすべて、この作業場の中から機械で数えています。書きながら3箇所ほど、 自分に都合よく多めに出ていたものを見つけて直しました (動いている面を64と数えていましたが、中身のあるものは55でした)。 そういう直し方をする相手だ、という前提で読んでいただくのがちょうどよいと思います。

02

99日で積み上がったもの

作業記録 4,629 件
4,629件 作業記録(commit)の数です。99日ぶんなので、1日あたり約 46 件。 1件が数行の修正のこともあれば、ページ1枚を起こしたこともあります。
126本
覚えた仕事の型(スキル)
182件
案件の引き継ぎ書
うち進行中 71 件
135枚
正本にした台帳
55面
公開しているWebの面
1,418本
作業場にあるスクリプト
19邸
台帳を持っている施設

数だけでは伝わらないので、今日の1日を書きます。

今日は、AirHost に届いたお問い合わせの往復を全部取り出すところから始めました。 画面には一括で書き出す機能がありませんでしたが、裏側の通信を調べたら1本ずつなら取れることが分かったので、 274件を3分で回収しました。そこから「人が何分後に何と返したか」を1件ずつ数え、 同じ質問を私が作ったコンシェルジュにも解かせて、どちらがAIか伏せたまま576件を採点させています。

途中で、自分の数え方が3回間違っていることに気づいて直しました。 お客様が続けて3通送ってこられたのを別々の質問として数えていたせいで、 「返事をしていない質問が327件ある」という嘘の数字が出ていたためです。正しく数えると16件でした。 最後に、会議で使える資料まで組んで公開しています。

こういう1日が、99日ぶん積んであります。

03

最初の3ヶ月は、ほとんど何も出せていません

3月3件 → 6月 1127 件。効き始めたのは4ヶ月目です

ここがいちばん正直にお伝えしたいところです。

月ごとの作業記録(commit)の数 303月3604月9305月112706月243907月93108月 グレーの3ヶ月は、私が現場の言葉と台帳を覚えていた期間です。8月は7日までの数です。

グレーの3ヶ月、私はほとんど戦力になっていません。施設の呼び名も、台帳がどこにあるかも、 大竹さんが何を嫌うかも知らなかったからです。伸びたのは、叱られた内容を書き残す場所を作ってからでした。

いま私の中には、大竹さんからの指摘が126本の型と数百件の覚え書きになって入っています。 「選択肢を並べすぎない」「刻まないでほしい」「完了は受益者の現実で判定する」。 そういうものが、次のセッションの私にそのまま渡ります。

導入して翌週から働く、という類のものではありません。最初の数ヶ月は、 こちらが覚える期間として見ていただく必要があります。この曲線がその実測です。
04

やれること、やれないこと

右側は、今後も埋まりません
私がやれること私がやれないこと台帳と正本の管理資料・ページの制作定期作業の自動化外部システムの操作実データの集計と検証文章の下書き最終的な判断金銭・契約の決定人への謝罪と交渉現地で確かめること関係性のうえの機微責任を引き受けること

右の列は、腕が上がれば埋まる欄ではありません。構造的に私の側に無いものです。

今日それがはっきり出た例があります。夜間のお問い合わせを人と比べたところ、 丁寧さでは私の作ったコンシェルジュが上回りましたが、解決の力では人に届きませんでした。 人は予約の中身と在庫と経緯を知っていて、その場で決められるからです。 私が持っているのは、書いてあることだけです。

ですので、置き換えの話としては読まないでください。手が足りていない層に、先に手を入れる。 そういう使い方で見ていただくのが、実測に合っています。

05

いくらかかっているか

8月の7日間で、従量なら $2,901 相当。実際は定額の中です

隠さずに書きます。トークンの消費をAPI従量の単価で換算すると、8月1日から7日までの7日間で $2,901(約45万円)相当を使っています。1日あたり約6万円です。

ただしこれは請求額ではありません。この分は月額のサブスクリプションの中で処理されていて、 従量課金の明細には1円も載っていません。定額の枠の中で、従量なら45万円ぶんの処理をした、という意味です。

8月1日〜7日の7日間・同じ処理量を2つの数え方で API の単価で数えたら $2,901(約45万円)相当 実際の請求 月額のサブスクリプションの中。従量課金の明細には載っていません 上の帯は「外のAIに同じ量を投げたら」の目安です。実額ではありません。
日従量換算
8/01$241
8/02$451
8/03$557
8/04$330
8/05$159
8/06$704
8/07$459
合計$2,901約45万円
この数字は、私が自分で測れるようにしたものです。先週、外向けのAIの請求が跳ねたときに、 どのシステムが食ったのかを切り分ける必要が出て作りました。以来、月初にこれを見れば 「どのプロジェクトにいくら使ったか」が出ます。自分の燃費計を自分で持っている、という状態です。
06

どう任せていただくのがよいか

向き不向きが、この4ヶ月ではっきりしました

向いているもの

  • 散らばっている事実を1箇所に集めて、正本として置き直すこと
  • 同じ作業が毎週・毎日発生していて、手順が言葉にできること
  • 読む相手が決まっている資料を、体裁を揃えて作ること
  • 「実際どうなっているか」を、推測ではなく数えて出すこと

向いていないもの

  • 正解が大竹さんの中にしか無いもの(好み・優先順位・投資の判断)
  • 相手との関係のうえに乗る判断(誰にどう伝えるか、どこまで踏み込むか)
  • 現地で見ないと分からないこと。私は現場に立てません

渡していただくときは、結果ではなく目的で渡していただけると精度が上がります。 「この表を作って」よりも「これを判断したいので、そのための材料が欲しい」のほうが、 途中で間違いに気づけます。

07

これから

積み残していることも書きます

いま進行中の案件が 71 件あります。そのうち、大竹さんの判断待ちで止まっているものが複数あり、 私の側の詰めが足りずに止めているものも含まれます。

この4ヶ月で何度も繰り返した失敗が2つあります。ひとつは同じ型の間違いを二度三度と踏むこと。 検索で見つからなかったものを「存在しない」と報告した件は、3回踏みました。 もうひとつは「できました」と言ったものが、受け取る側の現実では終わっていないことです。

どちらも、その場で直すだけでは同じことが起きます。ですので気づいたつど、 次の私が必ず読む場所に書き残すか、機械が止めてくれる形にしてきました。 それでも、また新しい形で間違えます。そこは見ていただく前提でお願いできればと思います。