BE-st 4 VILLA PROJECT / 千葉県山武市蓮沼

4邸のヴィラと、中央のコモンスペース。
その事業規模と、中央をどう使うかのご提案。

当社が運営する宿泊施設の12ヶ月実績と、同エリアの貸別荘36件の相場をもとに、 5ヶ年の事業シミュレーションを行いました。
あわせて、中央のコモンスペースの活かし方と、 4邸それぞれの仕様の考え方をご提案申し上げます。

2026年9月9日
※ 別添のスプレッドシートで、前提条件を変えた再計算をご確認いただけます
01 / 結論

3行の結論

01事業規模

4邸で初年度 約8,900万円、標準運転となる3年目で約1.2億円。 5年間の累計売上は約5.7億円、オーナー様の手残りは約2.3億円と試算しております。

02中央のコモンは残す

敷地全体をヴィラで埋める案と比べ、4邸が価格を下げ合うことを防ぎ、 完全なプライベートと集まれる場の両立が生まれます。単棟の貸別荘には作れない構えです。

034邸に色をつける

1邸はプライベートサウナ、1邸は愛犬用の浅いプール。性格が分かれていれば 選ぶ理由と価格差が生まれ、予約サイト上で自社どうしが競合しません。

この試算のいちばん大事な点: 売上の伸びしろは「夏」ではなく「冬」にあります。8月は計画案のままでもほぼ満室に近く、 積み増しの余地はほとんどありません。中央のコモンに何を置くかは、すべて「冬に人が外へ出る理由になるか」で選んでおります。
02 / 5ヶ年シミュレーション

5ヶ年の売上と手残り

4邸合計・税抜・1邸あたり定員8名/単位:万円

0千万 5千万 10千万 8,920 3,214 1年目 稼働 36% 10,854 4,205 2年目 稼働 43% 12,038 4,831 3年目 稼働 47% 12,647 5,190 4年目 稼働 48% 12,895 5,376 5年目 稼働 48% 売上 営業利益(オーナー手残り)

1年目は稼働78%・単価95%から始まる想定です(レビュー0件からの立ち上がり)。 3年目を標準運転とし、4・5年目はわずかな成熟を見込んでいます。5年累計の手残りは約2.3億円で、 初期投資(土地5,416万円+建築費の仮置き)に対する回収率は約89%です。

02 / 5ヶ年シミュレーション

費用まで含めた内訳

4邸合計・税抜・単位:万円

項目1年目2年目3年目4年目5年目5年累計
年間稼働率36.3%42.9%46.6%48.0%48.0%44.3%
実効ADR(1邸・1泊)16.8万17.3万17.7万18.1万18.4万17.7万
売上8,92010,85412,03812,64712,89557,354
 変動費(清掃・リネン・備品ほか)2,5573,0163,2783,3773,37715,604
 固定費(光熱基本・保険・税ほか)6916916916916913,456
 コモンスペース運営費2282282282282281,140
 運営業務委託料1,9622,3882,6482,7822,83712,618
 修繕・更新の積立2683263613793871,721
営業利益(オーナー手残り)3,2144,2054,8315,1905,37622,816
手残り率36.0%38.7%40.1%41.0%41.7%39.8%
費用の出所:当社が同じ千葉の海沿いで運営している施設の12ヶ月実績(清掃 ¥25,580/泊、リネン ¥875/人 など)を、 定員8名・大型プール仕様に引き直したものです。建築費・固定資産税は相場の仮置きで、実施設計の概算が出た段階で組み直す必要がございます。
03 / 月別の繁閑

伸びしろは、夏ではなく冬にあります

3年目(標準運転)の月別売上と稼働率/4邸合計

冬 冬 0 1000 2000 611 1月 28% 447 2月 28% 786 3月 42% 760 4月 42% 764 5月 35% 547 6月 32% 1,817 7月 76% 2,653 8月 88% 1,648 9月 78% 973 10月 52% 479 11月 28% 553 12月 28% 万円 上段=売上(万円・4邸合計)/下段=稼働率 ※3年目(標準運転)
8月は稼働88%で、すでに天井に近い水準です。夏をさらに伸ばす余地はほとんどありません。 一方 11月〜2月は稼働28%にとどまります。ここを動かせるかどうかが、この計画の事業性を決めます。 中央のコモンスペースへの投資は、すべてこの4ヶ月に効かせるためのものです。
04 / 試算の土台

何と比べているか

1泊の料金は施設ごとに違いますが、定員で割った「お一人あたりの単価」で見ると、エリアも規模も違う施設が近い帯に収まります

比較の対象定員お一人あたり単価
当社運営|千葉・海沿い(プール・サウナ・ドッグラン)6名約 17,700円
当社運営|千葉・南房総(プール・サウナ)10名約 17,300円
当社運営|長野・高原(サウナ)8名約 14,500円
当社運営|東京・都市型(サウナ)6名約 14,600円
当社運営|京都・市街(サウナ)5名約 10,700円
同エリアの貸別荘 — サウナあり(10件)6〜11名12,900〜27,000円
同エリアの貸別荘 — サウナなし(10件)4〜12名8,700〜15,600円
本計画(3年目)8名約 22,100円

単価には上限があります

エリアも規模も違う5施設が 1名あたり ¥10,700〜17,700 の帯に収まります。 別エリア(栃木・那須)のサウナ付き貸別荘も ¥12,900〜19,300 と同じ帯です。

したがって1邸の売上は、単価を無理に上げるよりも 定員と稼働率 で決まります。 1邸8名という計画は理にかなっており、残る勝負どころは冬の稼働率です。

下限の目安:上振れ要素をすべて外し、当社運営施設の実績(年間稼働37.3%)を そのまま定員8名に当てはめると 4邸で年商 約7,700万円。本試算の3年目はその約1.6倍で、 差の内訳は「共用サウナによる冬の底上げ」と「4邸に色をつけたことによる単価差」です。
05 / ご提案①

中央のコモンスペースは、残す

中央の約448㎡(135坪)をヴィラに変えれば部屋数は増えます。それでも残すことをお勧めする理由が3つございます

理由 1価格を下げ合わない

予約サイトには、同じ日に同じような部屋が並びます。仕様が同じならお客様が見るのは価格だけになり、 埋めるために下げる圧力が働きます。中央にコモンがあることで、4邸に違う性格を与える余地が生まれます。

理由 2「個」と「集まる場」の両立

各邸は完全に区切られご家族だけで完結でき、一歩出れば人と交わる場がある。 この二層構造そのものが、この計画の商品価値だと考えております。 気を遣わずに済む個室と集まれる広場を同時に求める需要は、グループ旅行・多世代旅行で強まっています。

理由 3まるごと1組に貸せる

4邸のお客様がそれぞれご友人・ご家族をお招きになり中央を独占なさると、 他ではまず作れない規模の貸切空間になります。当社の会員様には経営者の方が多く、 大人数で集まりたいというご要望を多くいただいております。この需要は平日と閑散期に入ります。

※ まるごと貸切については当社にまだ運営実績がなく、需要の規模は現時点では見込みです。 本シミュレーションの数字には、この上振れは含めておりません。
06 / ご提案②

4邸に、それぞれ違う色をつける

同一仕様を避け、価格帯を分ける

10万 15万 20万 25万 30万 4邸とも同じ仕様 — 価格帯が重なり、自社どうしで値を下げ合う VILLA 1 16〜22万 VILLA 2 16〜22万 VILLA 3 16〜22万 VILLA 4 16〜22万 4邸に色をつける — 帯がずれ、選ぶ理由と価格差が生まれる 01 SAUNA 19〜26万 02 POOL 16〜23万 03 DOG 15〜21万 04 FIRE 13〜19万
上:4邸とも同じ仕様だと、同じ日に4邸空いていればお客様には「どれでも同じ」になります。 下:仕様に差をつけると帯がずれ、閑散期は下位の邸から売れ、上位の邸は価格を保てます。 建築費も一律にせず、設備を厚くする邸と抑える邸を分けられます。
06 / ご提案②

4邸の性格づけ(案)

3年目の平均ADRと年商は、4邸の合計が前ページの試算と一致するよう設計しています

VILLA 01
SAUNA
プライベートサウナと水風呂を備えた最上位の1邸。中央の共用サウナとは別に「誰にも会わずに整えたい」需要を受けます。
平均ADR 20.5万円
3年目 年商 3,491万円
VILLA 02
POOL
プールを主役にした1邸。プールサイドのラウンジとBBQを厚めに。夏のファミリー需要の中心になります。
平均ADR 18.2万円
3年目 年商 3,100万円
VILLA 03
DOG
愛犬用の浅いプールと足洗い場・乾燥室を備えた1邸。犬連れのお客様は季節の波がいちばん小さい層です。
平均ADR 17.0万円
3年目 年商 2,889万円
VILLA 04
FIRE / QUIET
焚き火の中庭と静けさに振った1邸。プールは小さく、その分お求めやすく。大人だけの滞在の入口になります。
平均ADR 15.0万円
3年目 年商 2,558万円
効き方: ① 予約サイト上で4邸が同じ土俵に並ばない ② リピートのお客様に「次は別の邸を」とお勧めできる  ③ 閑散期は VILLA 04 から売り、上位2邸の価格を守れる ④ 建築費も厚くする邸と抑える邸を分けられる
07 / ご提案③

中央に、何を置くか

中央 14m × 32m = 約448㎡(135坪)/「冬に人が外へ出る理由になるか」で選んでおります

置くもの役割いつ効くか概算
共用の大型サウナ棟
12〜16名・薪ストーブ・水風呂・外気浴
この計画の核。小型サウナは単価の加点にとどまりますが、「ここに来る理由」になる規模なら 商品が「夏の海の別荘」から「通年のリトリート」へ変わります 秋〜冬(最重要)1,200〜2,500万円
イベント広場
芝+常設の焚き火+長テーブル
普段は共有の庭。冬は焚き火を囲む広場、まるごと貸切のときは4邸をつなぐ宴の場に。設備を増やしすぎないのがむしろ利点です 通年(冬に主役)300〜700万円
ドッグ・パーク
大型犬用と小型犬用の2面
「多頭・大型犬でも行ける宿」はこのエリアで希少です通年200〜500万円
屋根付きのグリル棟 雨天と冬でもBBQが成立し、天候で消えていた売上を拾えます雨天・冬400〜900万円
共用キッチン
出張シェフが入れる火と水
まるごと貸切の日に4邸合同の夕食が成立し、単価を大きく引き上げます貸切時300〜800万円
投資を1つに絞るなら、共用の大型サウナ棟をお勧めいたします。冬の稼働率がこの計画の事業性を最も大きく左右するためです。 ただし薪を用いる設備は消防のご指導により使用を制限された事例が当社にもございますので、設計の初期段階で消防協議を強くお勧めいたします。
08 / 前提

前提と、次に決めたいこと

項目本試算の前提ご確認いただきたいこと
各邸の定員8名(2階建て)この前提で相違ないか。売上はほぼ定員に比例いたします
販売の形4邸を個別販売+閑散期・平日にまるごと貸切枠まるごと貸切を商品として持つかどうか
中央のコモン共用サウナ+イベント広場+ドッグパークコモンへの投資枠
各邸のプール計画案どおり 11.0×3.6m を4面4面合計の水量は当社既存施設の約9倍となり、水質管理と清掃の負荷が相応に増えます。中央に通年利用の温水プールを1面設け、各邸は小ぶりにする案もございます
許認可旅館業(簡易宿所)を想定種別の確認。民泊の場合は年間営業日数の制限で前提が変わります
建築費・固定資産税相場の仮置き実施設計の概算が出た段階で、利回りを組み直させていただきます
計画案では「RIVERSIDE LIVING / 水辺の週末」と掲げられておりますが、敷地は道路沿いの内陸で九十九里浜まで直線約1.6kmです。 一方蓮沼ウォーターガーデンまでは直線約630mと至近です。打ち出しは水辺よりも朝日・空の広さ・大型サウナのほうが 敷地の強みに沿うように思われます。コンセプトを固める前に一度ご相談させてください。
別添のご案内

数字は、条件を変えてその場で再計算できます

BE-st 4 VILLA PROJECT / 千葉県山武市蓮沼ロ2785-45他(2,239.61㎡・677.48坪)
作成 2026年9月9日 / 本資料は企画検討段階の試算であり、収益を保証するものではございません。金額はすべて税抜表示です。
比較に用いた当社運営施設の実績は、守秘のため施設名を伏せて記載しております。